1960年代
SEIKO CRONOS Self Dater
セイコークロノスセルフデーター
型番 15020
予備の新品風防付き
【ハイボックス風防】
ガラスが立ち上がっていて、円柱のような高さがあるハイボックス型の代表的な時計です。(セイコーでは初代クラウン・グランドセイコー3180・マーベル初期などもこのタイプです。)
この珍しい円柱っぽい形をしたボックス型プラ風防が特徴的です。特に側面が高いのでハイボックスとも呼ばれます。
各社が昨今ヴィンテージ 風防を復刻していますが、ヴィンテージ オリジナルに比べたら風防が浅いです。
また、長年の経年変化でしか起きないクレージングというメキメキした変化も味わえます(画像○枚目)。文字盤を見る分には気にならず、斜めにして光を当てればメキメキが見えます。
【状態】
巻けば正常に動きます。日付の切り替えも問題ありません。9←→12時行ったり来たりで日めくりできます。リューズでの時刻調整も問題なくできます。日差は不明です。
【ベルト】
ベルトは画像にある新品natoベルトをお付けます。
【予備の風防】
ハイボックス風防が好きすぎて同じ型番の予備もストックしていました。こちらも差し上げます。
※クレージング(Crazing)
アクリルや樹脂が経年・紫外線・湿気によって表面や内部に微細な亀裂(ヘアライン状のひび)を生じる現象。透明度は保たれるが、光の屈折で虹色やメキメキした輝きが出る。
【豆知識】
1958年:手巻きクロノス登場
1960年:クロノス・セルフデーター(自動巻+デイト)登場
1961〜63年:Ref.15020, 15021, 15023 など派生リファレンス展開
1964年頃:クラウン・グランドセイコー系に吸収され生産終了
短い期間の生産でした。
セイコーがクラシックからモダンデザインへ転換する過渡期の象徴的仕様です。特に風防の厚みは、後のクラウンやグランドセイコー初期(3180など)にも影響を与えた要素で、「時代の分水嶺」と言える一本です。
- モデル名: SEIKO CRONOS SELF DATER
Diashock 21jewels 21石
製品番号 15020
- 文字盤の色: シルバー
- 日付表示: あり