1951年コールマン製造のM-1950未点火品箱入りです 元々この製品はコールマンが発明したものなので、コールマン独自のモデルナンバーである536と呼ばれることもあります
1950年から51年にかけてのもののみ、この個体のようにタンクが独特のティールグリーンに塗装されています また初期のものですので五徳などの金属パーツにも腐食防止のカドミウムメッキが施されています
箱の状態からして分かるように、おそらくこの品はストックされた状態で水をかぶり、そのせいでカドミウムメッキが剥がれたり、また脚部やレンチの一部に腐食による目立つ錆が浮いてたものと思われます またタンク塗装には禿げた部分があり、一部には変色している箇所がありますし、コーションステッカーも少し縮れたり欠けたりしている部分があります
ポンピングしたところ圧は正常にかかりますので、このまま使用しても正常に動作はするものと思われます マルチフューエルのミリタリーストーブとしてデザインされたものですので、ガソリンはおろか灯油からジェット燃料に至るまで、およそ容易に着火する液体燃料なら大抵のものが燃える構造となっています ただし不純物の多い燃料を使うと、ベーポライザーが詰まりを起こしたり不完全燃焼気味にはなりますが
製造から70年以上経ったものとしては、状態はとてもいいと思います なおコールマン製の初期のものはベーポライザーやバルブパーツ等に後の各社による量産品とは細かな違いがあり、コレクター心をくすぐるものとなっています
付属品としては状態の良くない外箱の他に、レンチとホルダーに入ったスペアベーポライザー、ポンププランジャーの中にはフィラーキャップパッキンや革パッキン等、揃うべき付属品は全て揃っています
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