音出し確認しています。音色は初期状態。
1996年発売。PCMシンセMIDI音源モジュール。
サンプリングオプション搭載。メモリ32MB。
当時これで60万円くらいしました。ワンオーナー品。原宿駅前のお店で購入。
使っているパーツは良いようでボタン類すべて快調。押した感じがある良いボタン。
ホイール、ヴォリューム快調。底面ゴム足ひとつ欠品。
本体、電源ケーブル、フロッピーディスク、マニュアル2冊(英文)。
その他、情報提供として当時のキーボード雑誌掲載のレビュー数件をプリントしておつけします。
以上、プチプチで包んでダンボール箱に入れて発送。
基本的にPCMシンセですが、当時は珍しかったサンプリング波形を内部PCM波形と同様に扱いシンセサイズすることが可能。他社のフロッピーディスクのサンプル(確かキーマップ込み)を読めるといったその後は普通になった機能を有しています。
私見ですが、90年台後半から00年代頭くらいまでの国内メーカーはこのKURZWEILのいわゆるV.A.S.T音源の後を追っていた印象です。
デジタルフィルターをいち早く備えていたので最初期のバーチャルアナログシンセ的な機能もあります。
内部的にはパラメータが多く煩雑です。他のシンセでは触れないような部分も解放されているようです。
しかし親切な面もあって画像を参照していただきたいのですがエンベロープには「Natural」というピアノ的なエンベロープが存在します。「普通に鳴ってくれれば可」っていう場合に便利。
アルゴリズム選択によってシンセサイズの手法が変わってくるのですが、各モジュールはスルーできます。
つまり波形をそのままムキ出しで構わないならそのようにもできます。
デジタル・ディストーション的なモジュールも複数ありますし、加算合成的なワンサイクルのデジタル波形も一通り持っておりますので歪んだチップチューンを作ることも可能です。
当機はサンプルオプションしか積んでいませんが他にも複数のオプションが存在しますのでパワーアップを狙って育てる楽しみもあるかもしれません。
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