●北海道での化石採取シーズンも終わりを迎えます。落ち葉がノジュールを隠し、周りの石や岩盤も見えにくくなり、川や沢の水も減らず水かさも増して目指す所に行けず、度重なる秋雨で地盤ももろくなり、車の走行にも危険があり、更に冬眠前の熊などとの遭遇度も増してくるからです。
●この度の出品は、ミニサイズの様々な正常巻と異常巻 計12点を手作りの3段の飾り棚に収納し、標本としたり飾り物にしたりして楽しんでいただくものです。
●収納した12点の内容は、
◎上段(正常巻)には、
左から、太目の巻きと中心寄りに深いヘソのある「テトラゴニテス」、巻きが多く正常巻の代表選手の「ゴードリセラス」、同じく種類の違う「ゴードリセラス」、更に違う種類の「ゴードリセラス」です。
◎中段(異常巻)には、
左から全体がホースを折り曲げたような形状の 「ポリプチコセラスの一部」、太く荒い筋(助)とややランダムに巻き上がるとてもレアな「ムラモトセラス」、ポリプチの仲間であるが太さと断面が相違する「ノストセラスの一部」、巻きが一定の間隔でよれていく「ハイファントセラスの一部」
◎下段(正常巻)には、
左から巻の途中にクビレのある「メソプゾシア」、産出地の違う同種の「メソプゾシア」、巻きの無い一巻の「ダメシテス」、半分ほどが浸食され、キラキラと輝く方解石化(石英化)した中身が露出している「パキデスカス」
(棚の裏側面にそれぞれの属名と産出地を記載)
●なお、「おまけ」として、浸食されたりやや歪みのある正常巻2点を付けました。
●飾り棚は、横32cm、縦30cmの3段及び自由に飾れる4段目のある飾り棚(覆うガラス無し)で、机の片隅に置いたり、壁に掛けたり、場所を取らずに化石を鑑賞することができます。なお、個体は全て台座付きで、粘着力の強い両面テープで貼り付けていますので、外して別に利用することも可能です。
●資料は以下の4点で、ご覧になって知識を深めて下さい。
1,アンモナイト化石に関する簡単な解説書
2,北海道の白亜紀層分布と主要化石産地3,主なアンモナイト化石の分類写真
3,アンモナイト化石に関する新聞記事
カテゴリー:
ハンドメイド・手芸##手芸素材・材料##その他