旧大阪市立大学(現大阪公立大)経済学部・商学部(原価計算2冊)での採用教科書
小生は全ての科目で『優』の成績を取得済です。
特に、瀬岡教授の「経済原論(マルクス経済学と近代経済学を対比した上で、ケインズ経済学が示す経済政策がbetterと云う論法)」 は厳しいと評判で、教科書持込可の試験なのに、履修登録100人以上に対して「優」は僅か3人と云う有り様でした。対する正木教授のマルクス経済学はドイツ語を多用して、言葉の意味・定義から難解でした。記憶ではレギュラシオン理論の触りにも触れられていました。同教授の外書購読(ドイツ語)は履修登録生1人のみだったのに、そのまま開講されて、マンツーマンでドイツ語購読をみっちり仕込まれました。教材はドイツのアサヒジャーナルとの評判の雑誌「Spiegel」:所謂、高級紙なので欧州知識人必須のラテン語引用が多数、仕方なく「ラテン語」の講義も受講の上、羅和辞典も購入して文脈を正確に把握する努力を強いられた様相であった。記事の内容はトヨタ生産システム(ドイツではlean:痩せた:生産システムと紹介されていた)の優位性を詳細に記述されたもので、一般的な「生産管理論」の知識(just in time 、カンバン方式、MRP「資材所要量計画」:当然ながら計算機『コンピュータ』の仕組みの基礎的知識等)が必須でした。
裏覚えですが、マルクス経済学が「経済原論1」近代経済学が「経済原論Ⅱ」と云う講義科目で、当時は双方の単位を取得しないと卒業出来ないシステムでした。双方共に「優」で通過することは奇跡的でした。
塩沢教授は京大に於いて数学専攻で大学院を修了した方で、数学→理論経済学に研究対象を変更された教官で当時の有名教授でした。
ビジネス・経済に関する多様な理論と視点を提供する書籍群。
内容
①原価と原価理論(商学部)『箱入』
②原価計算総論(商学部)
③企業のエージェンシー理論(商学部)→単品で販売しました
④労働経済(経済学部/労働経済論)
⑤防貧の創造(経済学部)
⑥世界の食糧と農業(経済学部)
⑦国際経済学(経済学部)
⑧資本主義経済の理論(経済学部/ケインズ経済学)
⑨近代経済学の反省(経済学部)『箱入』
⑩環境経済学(経済学部)
❶国際貿易と経済成長理論(経済学部)
○無責任援助ODA大国ニッポン(オマケ)
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