ライツのねじ式マイクロメーター接眼レンズ
"Leitz Screw Micrometer Eye-piece"
このアクセサリーは1880年代に製造されたものと思われます。
ライツ1889年のカタログより
『大きな物体を正確に測定するためのねじ式マイクロメーター接眼レンズです。ホイヘンス式接眼レンズの接眼レンズと集光レンズの間には、ガラスに刻まれたミリメートル目盛りがあり、その上には可動式インジケータがあり、その位置は可動式ネジで制御され、可動式ネジには目盛り付きドラムが取り付けられています。ドラムの各目盛りの値は、ステージ マイクロメーターを使用して接眼レンズと対物レンズの各組み合わせにより決定する必要があります。接眼レンズの接眼レンズは、目盛りに正確に焦点を合わせることができるように可動式です。この装置は、通常の接眼レンズと同様に顕微鏡の鏡筒に差し込み、側面のつまみねじで固定します。』
5mmのスケールを100分割
(画像12枚目を参照)
「ねじ式マイクロメーター接眼レンズ」を装着したスタンドⅠa
※出品内容に顕微鏡は含みません
(画像13枚目を参照)
「ねじ式マイクロメーター接眼レンズ」を装着したスタンドⅠaで珪藻の構造を測定:観察倍率590倍
(画像14枚目を参照)
左上:マイクロメーター接眼レンズで「マイクロメータースライド(2mmを200当分)」を覗いた様子。観察倍率590倍
マイクロメータースライドの1目盛りは10μmです。
590倍で観察した場合の「ねじ式マイクロメーター接眼レンズ」の1目盛りは25μm(青色の矢印)となります。
左下:目盛りの刻まれたダイヤルネジを回すと接眼レンズに見える真ん中の長い線だけが左右に移動(赤色の矢印)します。
(画像15枚目を参照)
イラスト 1899年のライツカタログより
【ねじ式マイクロメーター接眼レンズは今でも使用できます。ライツ社の顕微鏡以外でも、接眼レンズの胴体外径が23mmであれば、現代の顕微鏡にも装着して使用できます。】
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