古染付写 開扇香合(こそめつけうつし かいせんこうごう)
泉窯 三代 西村徳泉
材質:磁器(染付)
意匠:開いた扇形に波文
付属:化粧箱・由緒書・窯印
•古染付写
明末清初に景徳鎮で焼かれ、日本に多く渡った「古染付」を手本にした写しで、呉須の濃淡・ややにじむ筆致を再現しています。
•開扇形
末広がりの形状は吉祥を表し、波文様と組み合わさることで「無限の広がり・長寿・繁栄」を象徴します。茶席では新年・慶事・春の取り合わせに用いられることが多い意匠です。
•徳泉銘
底部に「徳泉」の陶印。付属の由緒書にも「三代 西村徳泉」の署名入りで、作品の確かさを裏付けています。
•用途
香合は炉・風炉を通じて一年を通して用いられる茶道具。本作は磁器製で清涼感があり、特に夏や水の取り合わせにも好適です。
泉窯は京都・東山の名窯で、初代より染付・祥瑞写などの茶陶を手掛け、茶人の間で高い評価を得てきました。三代 西村徳泉は昭和から平成にかけて活躍し、伝統を継承しながらも端正な作行きで知られます。
昭和後期〜平成前期頃(1970〜1990年代)制作
- デザイン: 扇形の青い波模様が描かれた陶器製の器
- 素材: 陶器
- 形状: 三角形の皿と扇形の蓋のセット
- 付属品: 赤い箱と説明書付き
ご覧いただきありがとうございます。
 
 カテゴリー:
ホビー・楽器・アート##美術品・アンティーク・コレクション##工芸品