レア極上品 TT0071虫入り琥珀化石 ミャンマーカムティかタナイ9900万年前
【材質】虫入りアンバー琥珀 産地:ミャンマー カムティかタナイ産
【サイズ】15X9X2mm
【重さ】約1ct
2016年、中国とカナダの研究チームは、ミャンマー(ビルマ)産の琥珀から、恐竜の尾に生えた羽毛を含む極めて珍しい化石を発見しました。
この琥珀は約**9900万年前(白亜紀中期)**のもので、保存状態が極めて良好であることから、恐竜の羽毛構造や進化過程を明らかにする重要な手がかりとなっています。
羽毛の構造
現代の鳥類に見られるような中心軸(羽軸)と羽枝を持つ、細長い羽毛。分岐も確認されており、明らかに原始的な“ダウンフェザー”ではない複雑な構造。
保存状態
琥珀により立体的に保存され、色合いや質感も観察可能。
付着していた部分
羽毛は細長い尾部の骨格に直接ついており、羽毛恐竜の尾の一部であることが判明。
恐竜の分類
発見された尾の骨は約8つの尾椎から構成されており、**鳥盤類ではなく獣脚類(肉食恐竜)**に属する恐竜と考えられています。つまり、鳥の祖先系統の恐竜です。
鳥類の起源を解明:この発見は「恐竜が羽毛を持っていた」だけでなく、どのような構造で、どのように進化していったかを示す重要な証拠です。
羽毛の多様性を実証:現代の鳥と異なる形状・機能を持つ羽毛が白亜紀中期に既に存在していたことを示しています。
古環境の再現に貢献:羽毛以外にも、琥珀中には樹脂・植物片・昆虫などが含まれており、当時の生態系の断片を立体的に再現できます。