明治一朱銀 Meiji 1Shu-gin 明治元年~(1868~) JNDA09-55 KM-C12a PCGS-MS65
明治一朱銀(貨幣司一朱銀)は、明治元年〜明治2年にかけて発行されました。その名前の通り、江戸時代以降に誕生した銀貨であり、明治新政府によって製造されました。
明治元年(慶応4年)〜明治2年まで鋳造された明治一朱銀です。
最も特徴的なのが、裏面に書かれた「銀座常是」の「常」のデザインです。上の3画全てに跳ねや払いがほぼ無く、まっすぐ縦に並んでいます。「常是」の「常」字の上部が「川」字に似ているため川常一朱銀と呼ぶ方もいます。
「貨幣司一朱銀」という呼び方もありますが、これはあまり使われません。貨幣司(かへいし)とは大政奉還によって生まれた貨幣の鋳造機関のことです。
当時、大政奉還で政権が幕府から朝廷に移ったため、造幣機関も替える必要がでてきました。そのために作られたのが貨幣司です。
しかし、明治2年には造幣局が作られたことで、貨幣司は早くもお役御免となってしまいました。
そのため、貨幣司で作られた貨幣は少なく、あまり詳細な記録も残っていないのです。
米国など海外のカタログでは細かな分類は行われていませんが、日本のカタログでは表裏の書体の組み合わせにより細かな分類がされ、現在、36種が確認されています。
価値が高いのは珍しい書体のもので中には1枚10万円前後で市場にて取引されているものも存在します。
<サイズ>
重さ:約1.88g
品位:銀87.9%
発行枚数:18742000枚
一朱銀は偽物が大変多く出回っていますが、本品は二大鑑定会社のひとつPCGS社にて鑑定済みの品であり、密封されたスラブと言われるケースに入っている為安心してご購入できます。
また本品は国内大手オークション会社にて落札したものです。真贋についてはそこでも確認済みです。
PCGSのMS65はこれを含め全部で162枚。これ以上のグレードのものは世界で17枚しかありません。
種類...穴銭/古銭
国...日本
カテゴリー:
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