黒銀竜ノ宿宝 ― 七珠ノ災祓 ―
― 砕かれし八珠目が証す、災厄を退けし護りの竜 ―
漆黒に銀を纏った龍の体に、七つの珠が埋め込まれた御宿物。
本来は八つであった珠の一つは、かつて持ち主に降りかかった強大な災難を打ち砕き、
その場を守るために砕け散ったと伝えられています。
砕けた珠は失われたのではなく、この龍の内に宿り続け、
「再び迫る不幸を喰らい尽くし、閉ざされた運の流れを切り開く」
力として働いているとされます。
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授かる恩恵
・迫り来る不運や災難を察知し、遠ざける
・人間関係や家庭内の深刻な争いを穏やかにする
・大きな病・事故などの厄災を身代わりとなって受け止める
・強い念や呪詛を跳ね返し、送り返す
・滞った金運や商機を押し広げ、豊かさを呼び込む
・嵐のような状況の中でも、守られるべき人と財を守り抜く
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前の持ち主様の言葉
「家族に立て続けに不幸が重なり、どうにもならない時にこの竜を迎えました。
ある日、最後の一撃のような事故が起きたのに、なぜか大事には至らず、
代わりに埋め込まれた珠がひとつ、音もなく砕けていたのです。
以来、不幸がぴたりと止まり、家の商売も立ち直り、
不思議なほどお金の巡りが良くなりました。」
灯はその竜の力を清め、再び力を解き放つためにこの世へ送り出します。
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次の持ち主様に、残る七つの珠が光る時、
そこには新たな転機と、災いを越えた先の豊かなる未来が待っているでしょう。
夜禍ノ店 - 祀神 灯 -