サイズ:(約)
・迎えの馬(キュウリ):高さ100×幅200×奥行70mm
・送りの牛(ナス):高さ110×幅145×奥行80mm
重量:(約)
・迎えの馬(キュウリ):60g
・送りの牛(ナス):92g
素材:桧
技法:木彫り(淡彩色仕上げ)
企画・原型:株式会社たまふり屋
生産管理:株式会社MORITA
生産国:中国
内容:迎えの馬(キュウリ)×1、送りの牛(ナス)×1、化粧箱
お盆の時期になると見かける、キュウリやナスに脚を生やした不思議なオブジェ。これは「精霊馬(しょうりょううま)」というお供え物で、ご先祖様が極楽浄土と現世を行き来する乗り物とされます。迎えの馬・送りの牛のセットです。
夏の暑さで傷む心配がありません。木彫りならではの温もりある質感で、何年も使えるエコな置物です。
精霊馬(しょうりょううま)とは?
精霊馬とはご先祖様が極楽浄土と現世を行き来する乗り物とされ、迎えの馬(キュウリ)と送りの牛(ナス)のこれら二つを合わせて「精霊馬」と呼びますが、地域によってはナスを「精霊牛(しょうりょううし)」と呼ぶ場合もあるようです。
『木彫り精霊馬』は本物さながらのリアルサイズ。4本の脚も割り箸などではなく「おがら」を模した迫真の造形となっています。
※「おがら」=麻の茎を剥いで乾燥させた麻殻(あさがら)のこと。仏教の教えでは「おがら」の煙が天界の霊を現世に降ろすと信じられており、精霊馬の脚に用いる素材として相応しいものとなります。
『木彫り精霊馬』は夏の暑さで傷む心配がなく、しっかりとした木製なのでご先祖様の乗り心地も上々!?
また木彫りならではの温もりある質感は工芸品的な趣も豊かです。毎年使えるエコで便利な夏の季節飾りとしておすすめいたします。
○迎えの馬(キュウリ)
ご先祖様が足の速い馬に乗って、少しでも速く現世に戻ってきてくれますように
○送りの牛(ナシ)
ご先祖様が足の遅い牛に乗って、私たちの思いとともにゆっくりと極楽浄土へ戻れますように
精霊馬の飾り方ガイド
精霊馬の飾り方は地域や宗派、各家庭の習慣などによって多少異なりますが、お仏壇の前に置く盆棚や台の上に飾るのが一般的です。
配置についても盆棚の両端やお供え物の奥など様ざまで、2つの向きにも色々なパターンがあるようです。迷った場合は地域の風習に詳しい方に確認するのが良いでしょう。
代表例を三つ紹介しますが、その他にも様ざまな例があるようですが、お盆にご先祖様をお迎えするという畏敬の念とあたたかな気持ちを持ってお供えすることが大切です。
その思いがあれば、お仏壇の前を離れ、たとえば夏の季節飾りとしてリビングなどに飾ることも、今の時代はありかもしれません。
パターン<1>
迎え盆(お盆の初日)は、お仏壇の方に向けてキュウリとナスの頭側を寄せV字型になるように飾る。送り盆(お盆の最終日)は、お仏壇を背にしてキュウリとナスの頭を外側に向けた逆V字型に飾る。
パターン<2>
送り盆や迎え盆で向きを変えることはせず、キュウリは頭をお仏壇に向けて飾り、ナスは頭を家の外や玄関へ向けて飾る。
パターン<3>
ご先祖様の御霊が東方より戻るという教えに基づき、迎えのキュウリの頭は西側に、送りのナスの頭は東に向けて飾る。
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